エボラ

法律[編集]

日本
    現感染症法では「一類感染症」(「一種病原体等」)に指定されている。旧伝染病予防法(1999年に廃止)では、「法定伝染病」に指定されていた。

エボラ出血熱を題材として扱った作品[編集]
ノンフィクション[編集]

    『The Hot Zone: The Terrifying True Story of the Origins of the Ebola Virus』 Richard Preston(2012/3/14)(邦訳『ホット・ゾーン』上下 リチャード・プレストン著、 高見 浩訳。飛鳥新社 (1994/12))

        1989年にワシントン首都圏のレストン (バージニア州)で発生したエボラ出血熱(エボラ・レストン)のカニクイザルへの流行と、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)職員による対処について扱っている。人間への感染はなかったが、空気感染を疑わせる事象などが記録された。

    『ウイルス感染爆発』(著:NHK「エボラ感染爆発」取材班、日本放送出版協会)

        1995年にザイール(現、コンゴ民主共和国)でおこったエボラ出血熱(エボラ・ザイール)の流行について扱っている。

フィクション[編集]

    小説『アウトブレイク-感染』(ロビン・クック、1987年)

        エボラ出血熱が連続殺人に用いられるサスペンス小説。1995年に Virus のタイトルでテレビドラマ化(日本では『LEVEL4』『ロビン・クックの死の処方箋』としてソフト化・放映)。

    映画『アウトブレイク』(ウォルフガング・ペーターゼン監督、1995年)

        アメリカに出現した、エボラ出血熱に類似した架空のウイルスを描くパニック・サスペンス映画。エボラ出血熱についても言及がある。リチャード・プレストン『ホット・ゾーン』の劇映画化として企画されたが、曲折を経てオリジナル脚本で映画化された。

    小説『合衆国崩壊』(トム・クランシー、1996年)

        イラクを併合したイランが作った「イスラム連合」の指導者が、サウジ侵攻時にアメリカを無力化するために、全米でエボラ・ウイルス(ザイール株。「メインガ株」として登場)をばらまく。

文献・資料[編集]
日本[編集]

    エボラ出血熱とは 国立感染症研究所、2014年08月15日改訂
    西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱の流行に関するリスクアセスメント 2014年8月8日, 国立感染症研究所
    エボラ出血熱診断マニュアル(国立感染症研究所病原体検出マニュアル) 平成24年3月
    出血熱ウイルスの流行地から帰国した症例での対応アルゴリズム(2014年4月17日) 2014年3月の暫定版。国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室
    Ebola virus disease WHO Fact sheet N°103, Updated April 2014

            日本語訳(旧版):エボラウイルスについて (ファクトシート) FORTH 2014年3月

    ハザードグループ4病原体によるウイルス性出血熱およびそれに類似する重大な感染症の管理 英国危険病原体諮問委員会(ACDP)2012年7月版の翻訳。国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室

WHO・ICAOなど国際機関[編集]

    Frequently asked questions on Ebola virus disease WHO, Updated 8 August 2014・・WHOのFAQ
    Disease Outbreak News・・WHOアフリカ事務局によるエボラの集計(症例定義に重要)
    Ethical considerations for use of unregistered interventions for Ebola virus disease (EVD) Summary of the panel discussion WHO statement, 12 August 2014・・未承認薬をエボラの治療に使うことによって生じる倫理的問題を検討した委員会報告書の要約(使用を承認した)
    2014 Ebola Virus Disease (EVD) outbreak in West Africa Travel and transport risk assessment: Recommendations for public health authorities and transport sector WHO, April 21, 2014
    Public health and aviation Aviation Medicine, Public health and aviation, ICAO, July, 2009 ・・ICAO(国連機関)による航空業界に対する勧告
    WHO: Air travel is low-risk for Ebola transmission 14 August 2014・・エボラは空気感染ではないとの立場から、飛行機旅行によってエボラに感染するリスクは低いとした緊急声明[46][47]。

CDC[編集]

    CDC Ebola Hemorrhagic Fever・・ CDCのエボラ出血熱情報のまとめページ
        Case Definition for Ebola Virus Disease (EVD) Updated: August 7, 2014・・CDCによるエボラの症例定義(2014年8月7日改訂)(感染地域はギニア、リベリア、シエラレオネ、ラゴス)
        2014 Ebola Outbreak in West Africa・・2014年流行の特集ページ(8月中旬に新設)
        Interim Guidance about Ebola Infection for Airline Crews, Cleaning Personnel, and Cargo Personnel・・航空業界へのガイドライン
        Travel Health Notices・・一般旅行者に対するアドバイス
        Ebola Virus Disease Information for Clinicians in U.S. Healthcare Settings August 10, 2014・・医療関係従業員に対する勧告
        Interim Guidance for Monitoring and Movement of Persons with Ebola Virus Disease Exposure August 7, 2014・・エボラ患者の観察と移動
        Interim Guidance for Specimen Collection, Transport, Testing, and Submission for Patients with Suspected Infection with Ebola Virus Disease August 6, 2014・・疑い患者から採取した試料の輸送方法
        August 6, 2014・・病院でのエボラ患者の安全な取り扱い方のFAQ

その他[編集]

    2010 Aug.・・カナダ公衆衛生庁によるエボラウイルスの解説。空気感染を疑わせる事実があると明記。
    New England Journalof Medicine, April 16, 2014, DOI: 10.1056/NEJMoa1404505・・初号患者がギニアのゲケドゥの2歳の男児ではないかと示唆した論文。
     PLOS Current Outbreaks, May 2, 2014・・今回のエボラ株がザイール株と94-98%遺伝子が一致するが、別系統であるという研究論文。

    Journal of Infectious Disease. 1999;179(Suppl 1):ix-xvi,C. J. Peters and J. W. LeDuc・・エボラについての1999年の基本論文(全文)

 

    International Journal of Experimental Pathology Vol. 76, 227-236, 1995・・アカゲザルにエボラ・ザイール株のエアロゾルを暴露させたら、ごく微量でも感染したという1975年の実験報告(全文)

    The Lancet, Volume 346, Issue 8991, Pages 1669 - 1671, 30 December 1995・・アカゲザルにエボラウイルスを「接種」したところ、3m離れた所においた対照実験用のサルにも感染したという1995年の実験結果(要旨のみ。全文は有料)。エボラが飛沫感染するという可能性の根拠。

エボラ

エボラ出血熱(エボラしゅっけつねつ Ebola hemorrhagic fever、または エボラウイルス病 Ebola virus disease - EVD[1])は、フィロウイルス科エボラウイルス属ウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症出血熱の一つ。「エボラ」の名は発病者の出た地域に流れるエボラ川の名を取って命名された。ヒトにも感染し、50-80%という死亡率を持つ種類も存在する。人類が発見したウイルスの内で最も危険なウイルスの1つである。

エボラウイルスは大きさが80 - 800nmの細長いRNAウイルスであり、ひも状、U字型、ぜんまい型など形は決まっておらず多種多様である。

初めてこのウイルスが発見されたのは1976年6月。スーダン(現:南スーダン)のヌザラ (Nzara) という町で、倉庫番を仕事にしている男性が急に39度の高熱と頭や腹部の痛みを感じて入院、その後消化器から激しく出血して死亡した。その後、その男性の近くにいた2人も同様に発症して、それを発端に血液や医療器具を通して感染が広がった。最終的にヌザラでの被害は、感染者数284人、死亡者数151人と言うものだった。

そして、この最初の男性の出身地付近である、当時のザイールエボラ川からこのウイルスの名前はエボラウイルスと名づけられ、病気もエボラ出血熱と名づけられた。その後エボラ出血熱はアフリカ大陸で10回、突発的に発生・流行し、感染したときの致死率は50 - 90%と非常に高い[2]

体細胞の構成要素であるタンパク質を分解することでほぼ最悪と言える毒性を発揮する。カナダ保健省のサイトでは体内に数個のエボラウィルスエアロゾルが侵入しただけでも発症するとしているが、その根拠とする文献では、エボラウイルスの感染法について明確な記述はない[3]。そのため、エボラウィルスはWHOのリスクグループ4の病原体に指定されており、バイオセーフティーレベルは最高度の4が要求される。

「エボラ出血熱」の恐怖が知られるようになってから30年以上が経つが、これまでの死者数は1,590人(2012年12月現在)で、これは今日でも年間10万~数10万人の死者を出しているマラリアコレラと比較しても格段に少ない[4]

症状の激しさや致死率の高さの一方で、「空気感染はせず、他人に感染する前に感染者が死に至るため、蔓延しにくい」という側面もあり、その恐怖は映画や小説で描かれたイメージや、「致死率90%」という数字により誇張されているとの指摘もある[5]。現時点で決定的証拠は無く、関与の程度も不明なものの、ヒトの間で空気感染する可能性は強く疑われている[3]

原因[編集]

アフリカ中央部(スーダンコンゴ民主共和国コンゴ共和国ガボンウガンダ)、 西アフリカ(コートジボワール(アイボリコースト、象牙海岸。輸入1例)、ギニアリベリアシエラレオネナイジェリア)、南アフリカ(ガボンからの輸入1例)で発症している。またフィリピンでは、感染したカニクイザルと豚が見つかっている(サルはアメリカとイタリアに輸出され、ウイルスが発見された。)。自然宿主の特定には至ってはいないが、コウモリが有力とされている[6]サルからの感染例はあるが、キャリアではなくヒトと同じ終末宿主である。また、現地ではサルの燻製を食する習慣があるため、これを原因とする噂がある事も報道に見える[7]

2005年12月1日付の英科学誌『ネイチャー』にて、ガボンのフランスビル国際医学研究センターなどのチームの調査によると、 オオコウモリ科のウマヅラコウモリフランケオナシケンショウコウモリコクビワフルーツコウモリ等が、エボラウイルスの自然宿主とされ、現地の食用コウモリからの感染が研究論文で発表されている[8]

患者の血液、分泌物、排泄物唾液などの飛沫が感染源となる。死亡した患者からも感染する。 エボラウイルスの感染力は強いものの基本的に空気感染をせず、感染者の体液や血液に触れなければ感染しないと考えられている。これまでに見られた感染拡大も、死亡した患者の会葬の際や医療器具の不足(注射器や手袋など)により、患者の血液や体液に触れたことによりもたらされたものが多く、空気感染は基本的にない[9]。患者の隔離に関する措置が十分に行われていれば、感染することはない。

エンベロープを持つウイルスなので、アルコール消毒石けんによる消毒が容易であり、大きな変異がない限り[10]先進国での大きな流行の可能性は低い[11]と考えられている。

なお、レストンでのサルの商業輸入に際して顕在化し、その感染流行により特定されたサルを終末宿主とする「エボラ・レストン株」(現状ではヒトに対する病原性はない[12])は、空気感染の可能性を濃厚に具現する例として知られているものの、エボラ出血熱の人体間における空気感染の可能性について確定的に定義付けるものとは言えない[13]

なお、今日の航空機においては、仮に幾許かの空気感染が起こりうるとしても、飛行中には適切な換気が行われているため、感染者より2列以外は「密接な接触」とならないとされている[14]

何故防護服を着た医療従事者に感染するのか、原因は解明されていない。しかし、マラリア原虫を媒介するハマダラカが、吸血したての人の新鮮血を媒介しているという学説が浮上している。吸血後、何時間以内に刺咬されたら感染する確率があるのか、研究成果が待たれている。

症状と治療[編集]


2000年にウガンダで流行した際の隔離病棟に収容された患者。
潜伏期間は通常7日程度(最短2日、最長3週間[15])。WHOおよびCDCの発表によると、潜伏期間中は感染力はなく発病後に感染力が発現する[16][17]。発病は突発的で、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、食欲不振などから、嘔吐、下痢、腹痛などを呈する。進行すると口腔、歯肉、結膜、鼻腔、皮膚、消化管など全身に出血、吐血、下血がみられ、死亡する。致死率は50 - 90%と非常に高い[18][19]。
エボラ出血熱ウイルスに対するワクチン、ならびに、エボラ出血熱感染症に対して有効かつ直接的な治療法は、現在に至るまで確立されていない。現在は、脱水に対する点滴や、鎮痛剤及びビタミン剤の投与、播種性血管内凝固症候群(DIC)に対する抗凝固薬等の投与が行われている[20][21]。
実験動物に対しては東京大学医科学研究所教授(ウイルス学)の河岡義裕は、エボラ出血熱ウイルスのワクチンをマウスに接種したところ、一定の効果を確認したことを米専門誌ジャーナル・オブ・バイロロジー電子版で発表した。この実験では、ワクチンを接種せずに感染させたマウス10匹は6日後に全て死亡したが、接種した15匹は、健康な3匹のマウスと同じように2週間以上生き続けたという。河岡は今後、サルで実験し、早期実用化を目指したいとしている[22]。
2010年5月29日、ボストン大学のウイルス学者トーマス・ガイスバートをはじめとした研究チームが、エボラウイルスの中でヒトに対する病原性が最も強いザイール型のエボラウイルスに感染させた中国のアカゲザルの治療に成功したと「The Lancet」誌上で発表した。人工的に生成した低分子干渉RNA (siRNA) を基に作られた薬剤を副作用が出ないよう脂肪分子で包み、感染した細胞に直接届けることで、ウイルスの自己複製を促進するLタンパクを阻害する仕組み。実験に使用したサルは9匹のうち7匹は6日間にわたって同じ量の薬剤の投与を受け、7匹中3匹は1日おき、4匹は毎日薬剤を摂取した。それぞれのグループで1匹ずつは対照群として薬剤を投与されなかった。薬剤を投与されたサルを分析した結果、エボラウイルスに感染して10日後、1日おきに投与されたサルの血中のウイルス濃度は非常に低かった。また、毎日投与されたグループからはウイルスがまったく検知されなかった。このsiRNA剤は特定の型のエボラウイルスに合わせて短時間で人工的に生成することが可能なため、新しい型のエボラウイルスが現れたとしても、すぐに対応できるという[23]。
2014年8月6日、中央アフリカで大流行しているエボラ出血熱の医療チームで感染した米国人2人に対して投与された実験用の抗体治療剤「ZMapp」の効果があったことから、この未承認薬のエボラ出血熱患者への投与承認を求める申請がWHOになされた[24]。薬の効果・副作用より(供給が不足する中で)「誰に投与すべきか」という倫理上の問題があったが、WHO特別委員会で暫定的に承認された。なお、前述の米国人医師への使用で効果があったという報道については、投与と効果の因果関係がはっきりと示されておらず、仮に効果があったとしても、副作用を含めた安全性についてはまだ確証が得られていない。[25][26]。米国では他にも、TekmiraとBiocryst Pharmaceuticalsの2社が政府の援助を得て新薬を開発中である[27]。
富士フイルムホールディングスの傘下企業富山化学工業が開発したインフルエンザ治療薬『ファビピラビル』はウイルスのRNAポリメラーゼの阻害薬で、疫病のマウスモデルにおいてエボラウイルスを排除する効果が確認されている[28][29]。富士フイルムの米国での提携相手であるメディベクターがエボラ出血熱感染者の治療に使えるよう申請する意向で、FDAと協議している。承認されれば、エボラ出血熱の感染者治療で米当局が承認する初の医薬品の一つとなる見通し[30][31][32]。
不妊症及び乳癌の治療に用いられるエストロゲン受容体遮断薬(クロミフェンとトレミフェン)は、感染したマウスでエボラウィルスの進行を抑制する[33]。クロミフェンで治療されマウスの90%及びトレミフェンで治療されたマウスの50%が、テストを生き残った[33]。経口で利用可能であり、人的利用の歴史のあるこれらの薬は、単体で使うにせよ、他の抗ウィルス薬と合わせて使うにせよ、遠い地理的位置においてエボラウィルス感染を治療するのための候補であろう。
2014年の研究で、試験管内において、心臓不整脈の治療に使われるイオンチャンネル遮断薬であるアミオダロンがエボラウィルスの細胞への侵入を防ぐことが見つかった[34]。
WHOのキーニー事務局長補は2014年8月12日の記者会見で、2種類のワクチンが臨床試験直前の段階にあると述べた[35]。
カナダ保健省は約1500回分のワクチンを保有する。そのうち1000回分程度を供給する用意があると述べた[35]。
生態への影響・流行[編集]
2002年4月、世界保健機関 (WHO) は、ガボン北部に生息するニシローランドゴリラの死体からウイルスを発見した。エボラ出血熱の流行地帯に暮らす人々は、ゴリラやチンパンジーなどの野生生物を食用とする習慣があり、また実際に発症した人の中には、発症する直前に森林で野生動物の死体に触れたと証言した者もいることから、ゴリラやチンパンジーも感染ルートの一つとなった可能性がある。 翌年、隣国のコンゴ共和国でエボラ出血熱が発生した際には、人間への感染と同時にゴリラにも多数の感染例が報告され、2002年から2005年の間に約5,500匹ものゴリラが死亡したと報告した。2007年9月12日に発表されたIUCNレッドリストでは、エボラ出血熱による激減および密猟のため、ニシローランドゴリラは最も絶滅危険度の高い Critically Endangered(絶滅寸前)に分類されている[36][37]。 チンパンジーにいたっては100年前には約200万匹いたと推定されるが。商業目的で密猟や食料にされたり、エボラ出血熱の流行で、現在は約20万匹と推定され、「絶滅のおそれのある種のレッドリスト」に、絶滅危惧IB類として分類されている[38] 。
なお、人以外のゴリラやチンパンジー等の霊長類が人への感染源になっているが、ウイルスの保有宿主ではなく、人間と同様に偶発的に終末宿主になったと考えられている[39]。
フィリピンでは2007年から2008年にかけて、マニラ北部の養豚場など数箇所でブタが相次いで死亡した。アメリカの研究機関が調べたところ、レストン株のエボラウイルスに感染していることが確認された。家畜へのエボラウイルス感染が確認されたのは世界で初めてである[40]。 その後、1989年、1990年、1992年、1996年にフィリピンからエボラ・レストンに感染したサルが輸出されていたことが明らかになった。
2008年のコンゴ民主共和国での流行では、32人が感染し14人が死亡した(死亡率44%)[4]。2011年から2012年にかけてウガンダで流行し32人が感染し22人の死亡が報告された[4]。
2014年2月からギニア、シエラレオネおよびリベリアにおいて、エボラ・ザイール[41]が流行し、4月9日現在の確認死亡者は101人で、4月9日現在の感染者は157人である。WHO、国境なき医師団などが緊急援助を行っている。4月24日現在の確認死亡者は142人、死亡者を含む感染者は242人である[42]。
4月下旬には収まったように見えたが、5月に入ってから流行は急拡大し、7月、WHOは2月からの死亡者が518人に、死亡者を含む感染者は844人に拡大したと報告した(ともに疑い例を含む)。これは過去の最大年間死亡者数を上回る規模のものとなった[4][43]。
2014年8月4日現在(8月6日発表)4カ国[44]合計で感染者1711名、死亡者932名となり現地の状況から考えてさらに拡大する可能性が高いので、WHOは8月8日に「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」(PHEIC(英語版))を宣言、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は最高度の緊急体制[45]に入った。
2014年8月20日現在(8月22日発表)4カ国合計で感染者2615名、死亡者1427名となった。
2014年8月24日、コンゴ民主共和国(旧ザイール)政府は、ギニアなどで流行中のものとは違うエボラ・ウイルスで、24人が感染し、13人が死亡したと発表した。そのうち確定例は2例だが、異なる種類だという。

エボラがやばすぎる・・・まるで悪意の塊

治療法もまだ確立されてないという
熱体雨林の奥深く小動物を宿主としていると思われる。 
風邪をひいた程度の軽い頭痛から眼球が赤く充血する。 
高熱が出はじめ、激しい嘔吐がはじまる。 
やがて全身に皮下出血による赤い斑点があらわれる。 
この頃から骨を除くすべての臓器で増殖することのできるエボラウイルスの本格的な暴走がはじまり、患者の表情から人間らしさが消え、仮面のような顔になる。 
内蔵を破壊するため全身に壊死が広がる。皮膚を引き締めているコラーゲンが溶かされるので、皮膚がブヨブヨになる。 
舌や粘膜が剥離されるために、口から出血しはじめる。 
ウイルスに破壊された肝臓や腎臓からも出血する。 
小腸には血液が充満し、壊死をおこした腸管は大腸に流れ込み、大量の血液とともに排出される。 
患者は大量の血液を吐くと同時に、肛門の括約筋が裂け、大量の血液が排出される。 
全身に強い痙攣がおき全身から大量の出血をおこし(炸裂)死亡する。 
エイズウイルスが十年かかることをエボラウイルスはわずか10日でしてしまう。それほどエボラウイルスの攻撃は迅速で爆発的である。 
ワクチンも無ければ治療法もなく、対処不可能マジで気になるんだけどこれどんくらい痛いの例えば先に神経やられるなら痛みは無いかもしれんしそうでないなら正しく想像を絶する痛みだろ6:感染したら安楽死したいわ7:
やっぱ家出ないのが正解だ皮膚から出血って言っても滲み出るような感じだろ?もう人を惨たらしく殺す為だけに生まれたようなもんだな

エボラがやばすぎる・・・まるで悪意の塊

潜伏期間は通常7日程度。発病は突発的で、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、
食欲不振などから、嘔吐、下痢、腹痛などを呈する。
進行すると口腔、歯肉、結膜、鼻腔、皮膚、消化管など全身に出血、吐血、
下血がみられ、死亡する。
致死率は50 - 90%と非常に高く、治癒しても失明・失聴・脳障害などの
重篤な後遺症を残すことが殆どである。

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今この瞬間にも世界のどこかで全身から血を吹き出して死んでる
奴らがいるわけだ エボラ

エボラ熱の未承認薬「Zmapp」投与のリベリア人医師が死亡

[モンロビア 25日 ロイター] - リベリアのブラウン情報相は25日、エボラ出血熱に感染し、未承認の治療薬「ZMapp」の投与を受けていた医師アブラハム・ボーボー氏が死亡したと明らかにした。

エボラ出血熱の感染が拡大している同国では、入手した「ZMapp」をボーボー氏を含む医師3人に投与。当初は良好な反応を示していたとしていたが、ボーボー氏は24日に死亡した。

リベリアでエボラ出血熱に感染し、米国に帰国後、病院で治療を受けていた米国人医師と医療スタッフの2人は、ZMapp投与を受け、前週無事に退院した。ZMappの効用をめぐり楽観的な見方が広がったが、ボーボー氏の死でこうした期待が後退する可能性がある。

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